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~デング大流行に警戒 政府の対応~

最終更新: 2020年12月4日

先月、シンガポールではデング熱が大流行しているとのお話をさせて頂きました。

常夏の国シンガポール。熱帯気候下では、放っておくと蚊が大量発生します。

しかし、シンガポールに来たことのある方ならご存知かと思いますが、

シンガポールでは思ったほど蚊は多く見られません。

というのもシンガポール政府が蚊の発生に厳しい政策をとっているからです。


シンガポール政府の政策

1960年代より政府が対策に乗り出し、1969年には環境公衆衛生法(Environmental Public Health Act)を制定。住民への教育や対策を講じたため、蚊の発生は減少していきました。さらに、NEA(National Environment Agency)職員が定期的に抜き打ちの立入検査を実施。自宅などでウイルスを媒介する蚊が繁殖できるような環境(ボウフラを発生させるような水たまりなど)を放置していると、溜まっている水を採取され、そこから蚊の幼生や蛹が検出された場合はControl of Vectors and Pesticides Act違反となり処罰の対象となります。特に,繰り返しの違反や、一度の立入検査により複数の箇所で蚊の発生が認められた場合、NEAから改善指示を受けたにも関わらず蚊の発生が認められた場合、には重い処罰が科されるとされています。


今年度の状況を踏まえた政府の対応

国家環境庁(NEA)によれば、今年の蚊の発生率は過去3年間と比べて50%増加しており、サーキットブレーカー中に家庭で検出された蚊の幼虫は5倍に増加していたそうです。

今年のデング熱の大流行を受けて、違反に対する罰金が企業に対しては初犯2000SGD(約16万円)から3000SGD(約24万円)に引き上げられ、個人に対しては初犯200SGD(約16000円)から300SGD(約24000円)に引き上げ、共に最高で5000SGD(約40万円) 又は3ヶ月以下の投獄もしくはその両方が課せられます。

また、ベクターコントロール(殺虫剤散布などによる蚊の駆除)も頻繁に行っています。Foggingと呼ばれる白いもくもくとした煙が色んな所でよく見られますが、これが殺虫剤の散布です。集合住宅においては週1回の散布が義務付けられています。

GRAVITRAPといわれる黒い円柱のようなものを街中で見かけることがありますが、これもシンガポール政府が蚊の発生が多いエリアに設置している蚊のトラップになります。その他にも、DEET成分入りの虫よけの配布を行っています。


デング熱にならないために

デング熱は特効薬がありません。ワクチンも制限のあるもので、誰にでも有効なわけではありません。

(先月のシンガポール便りを御参照下さい)

そのため、ウイルスを媒介する蚊に刺されないことが何よりの対策になります。

外出時には虫よけ対策をしっかり講じ、自宅では蚊が発生しやすい環境を作らいないように心掛けましょう。


下記、参考URLを貼っておきます。ぜひご参照ください。


蚊が多く発生している地域

https://www.nea.gov.sg/dengue-zika/Aedes


デング熱のクラスターが発生している地域 

https://www.nea.gov.sg/dengue-zika/dengue/dengue-clusters



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