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~デング熱の予防接種について~

最終更新: 2020年10月30日

台風のない国シンガポールより東南アジア情報です。


シンガポールでは現在、デング熱が大流行しておりますので、デング熱に関することを今月もお届けします。

発症するとインフルエンザよりも辛いといわれるデング熱ですが、感染しても必ず発症するわけではありません。実際に感染者の75%は無症候か軽症です。


重症化する可能性は1~5%で、デング熱は初感染よりも2回目の感染のほうが重症化しデング出血熱になる傾向があります。

デング熱ウイルスは1~4型の4種類の血清型があり、1度かかった血清型に対しては終生免疫を獲得します。


しかし別の血清型のデング熱ウイルスに感染した場合、抗体依存性の感染増強現象というものが起こり、感染したウイルスがより効率よく体内に取り込まれて増殖してしまうため、2回目のほうが重症化するのではないかと考えられています。

但し3回目以降の感染は殆どが無症候か軽症でおさまるようです。

重症化した場合、放置すると致死率は20%以上といわれていますが、適切な医学的対処をすれば死亡率は1%未満となります。早期発見、早期治療が重要となります。

日本国内ではデング熱の予防接種は開発段階で臨床使用には至っておりませんが、海外の一部地域では予防接種を受けることができます。

このワクチンは4価の組み換え弱毒化ワクチンですが、一度もデング熱にかかったことのない方がこのワクチンを受けると、その後デング熱に感染したときに重症化することが報告されています。


逆に1度でもデング熱にかかったことのある方はこのワクチンを受けたほうが2回目の感染時に重症化する確率を下げられるという報告があります。理由は分かっていません。

そのため、海外でデング熱のワクチンを接種する場合は、明らかにデング熱と診断された既往があるか抗デングウイルス抗体を持っているかを必ず確認してください。

採血検査で抗デングウイルス抗体を持っているかは調べることができます。

デング熱ワクチンは開発段階で情報が変わる可能性があります。

接種を受ける時点でも確認いただくことをお勧めします。



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